半径5メートルの中国〜定住日本人が見た大連

中国は大連で暮らす日本人が実感したことをベースに書くブログです。 自分で見聞できる範囲内で書くので、半径5メートルです。庶民的な視点からの中国が見えるかも?

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値切って靴を買う

2008/02/29 Fri [Edit]

先日――春節休暇が明けたばかりの頃でしたが――靴を買いました。
靴と言っても、そんなに高価な物は買っていません。そこいらの若者が履くような、ややオシャレが入ったスニーカーです。

こちら大連で、品質が良くて履き心地の良い靴を買おうとしたら、大手ショッピングモールやデパートなどの、きちんとした靴売り場で買い求めるべきでしょう。

でも私は、大連で暮らし始めたときに薄給だった記憶から、どうしても安いモン買いに走ってしまします。

今回、靴を買ったのは、五四広場附近にある地下商場。土日も仕事をしていた有様でしたので、品数が豊富なところに行こうにも、その時間がとれなかったので近場で我慢です。

地下商場の靴売り場を眺めて歩いて、「まあ、これならいいだろう」というのを見つけました。
靴本体には「CONVERSE」の縫い取り文字がありますが、基本的に安いモンが並べられた商場、ニセモノであることは買う前から確信しています。ぱっと見ただけでも、「CONVERSE」の文字を縫った糸がほころびているし・・・

私は変なこだわりがあって、ニセモノと分かっている靴を買うときでも、履き心地が気になります。
気に入ったデザインのものを見つけては、足に合うサイズのを持ってきてもらい試し履きをします。狭い店内をちょっと歩き回って、履き心地を確認。悪ければ、デザインが良くても「不舒服」と言って買いません。

で、この日は、簡単に履き心地が悪くないのが見つかりました。

この時点で「買おう」と決意します。店員との値切り交渉がスタートです。
(以下、日本語に訳してお届けします)

私「これ、いくら?」
店員「145元だけど、110元にまけておきます」

と、ここで安くしてもらったと言って金を払ってはいけません。

私「えー、高いよ。もっと安くならない?」
店員「・・・いくらなら買いますか?」
私「60元なら買うよ」
店員「それは無理です。そんなに安くできません!」

このとき、店員さんはちょっと不機嫌になっているのですが、そんなのに反応していたら値切りの快感は得られません。

私「ああそう。それなら買わない」

そう言って、私は店を立ち去ります。すでに他の店内(狭い商場なので)をのぞき込んだりして、さっきまで買おうとしていた靴のことは、すっかり忘れた風情を装います。

すると、ほぼ90%の確率で、店員さんが何か怒鳴ってきます。表情とか口調は、日本人の私からすると、もう怒っている感じです。
そうです。店員さんを怒らせれば、値切り交渉は勝ったも同然です。

店員「あんたが言った値段で売るから、戻ってらっしゃいよ!」

そこで私は店に戻り、自分が言っただけの金額を払って、その商品をゲットする次第です。
今回は、ニセモノのコンバーススニーカー、60元也。精算が済んで靴を受け取った頃には、店員さんの怒った表情も解け、元の笑顔で売ってくれます。

大体、こんな感じです。
似たような商場で靴や衣服・鞄などを買うときには、ほぼこのパターンを使っています。

ちなみに補足すると、今回私が買った靴、お店の仕入値は20元から高くても30元くらい。
私の妻は、元々小さな衣服売り場を経営(とは言っても、大したお店じゃないですよ。貸しスペースの密集地帯で物を売っていただけですから)していましたそ、そのときの友人が今でも服屋を営んでいて、そこで靴も扱っています。そんな事情から、仕入れ先とおおよその仕入値が分かるのです。

なので、私が払った代金60元は仕入値の2倍から3倍の金額になります。
ひとつの靴だけでも大きく稼ごう、としていた店員さんの気持ちは潰えましたが、もしあそこで私の値切りに応じなければ、売上自体が発生していません。その辺を店員さんは機敏に判断して、しっかりとその日の売上を確保していたのです。

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内モンゴルのしょっぱいお茶

2008/02/28 Thu [Edit]

お久しぶりです。

訳あって、しばらく自宅に戻ることが出来ませんでした。
その間に貴重な経験をしてきましたので、それは改めてこのブログにて報告します。


さて昨日、妻の友人が遊びに来ました。

その友人、結婚前提で付き合っている彼氏がいます。
先日の春節期間(旧正月)を利用して、彼の実家に行ってきたとのこと。彼氏の実家は内蒙古自治区の呼和浩特(フフホト)市郊外にあるそうです。

そのときに買った内蒙古みやげを、持ってきてくれたのです。

そのみやげは、「内蒙特产 奶茶」です。
      ↑
ちょっと見かけない文字がありますが、中国の簡体字を使っています。
日本の漢字で書けば、「内蒙特産 乳茶」とでもなりますか。

これが、そのパッケージの写真です。
内蒙古産「ナイ茶」「蒙牛」という、中国では有名な牛乳・乳製品の会社が出しているものですが、少なくとも私は、大連市内で売っているのを見かけたことがありません。
パッケージにある「奶茶」の大きな文字と、「内蒙特产」の文字が見えるでしょうか。
さらに下の方には、モンゴル風の装束をした女性の写真と、ゲル(パオ)という蒙古特有のテント家屋のイラストがあります。



さてさて、せっかく頂いたおみやげですから、早めに頂かないといけません。
そう思って、本日早速飲んでみました。

中には1回分がアルミ袋に納められたインスタント飲料ですから、作るのに難しいことはありません。
カップに入れて、300ccのお湯を注ぐだけ。あとはスプーンでかき混ぜるだけです。

はい、出来上がり。

一口飲んで感じたのは、「しょっぱい!」

原材料を見ると、「牛乳・磚茶(レンガ状に固めたお茶)・食塩」となっています。

ああ、そうだったそうだった。昔TVで見たモンゴル紹介番組で、あちらでは塩を入れたしょっぱいお茶を飲むと言っていたっけ。

そんな知識を本当の経験に変えてくれたインスタント飲料に感謝しながら、今夜はこの辺で終わりにします。

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爆竹と花火〜中国の旧正月(2)

2008/02/15 Fri [Edit]

さて、前回の記事「爆竹と花火〜中国の旧正月」の続きです。

昨年の春節(中国の旧正月)前夜、いわゆる「過年」の夜は、けたたましい花火と爆竹との嵐に襲われました。話には聞いていましたが、普通の住宅地のなかで繰り広げられる光と爆音のオンパレードのなかで、最初は興奮、やがては「いい加減に眠らせてくれ!」と悲鳴をあげる凄まじさでした。

それを経験しているので、今回の「過年」の夜には、一体どうなることかと、密かに心配をしていました。だって、去年は周囲には特筆すべきものがない住宅地に住んでいましたが、今は大規模商圏のすぐ近くに住んでいますから。大勢の人が集まって、どんなお祭り騒ぎになるのかと、期待と不安とが混ざる夜を迎えました。

ちなみに中国の家庭では、自宅で餃子を食べながら年越しをするのが一般的なのだそうです。そう言えば、去年つきあいでクラブにいたときも、日付が変わるちょっと前に水餃子を出されて食べたましたね。

今年は、自宅で餃子を作りました。妻が中国人ですから、「過年は家で餃子を作って食べよう」と提案されていたのです。
この日、私は会社から休暇をもらっていたのですが、気になることがあって午前中は自宅で業務。午後になってから近くの市場に買い物に出かけます。

市場まで行ってみると、門には「電源修理により大晦日から正月四日までお休みします」との貼紙が。市場前のちょっとした広場的な路上には露店もあるのですが、目的のものがないので、すぐ近くの巨大スーパーへ。

この時点では、まだ日が高かったのですが、すでに不穏な空気(大げさ)が。

路上の至る所に、爆竹が鳴らされた後の赤い残骸が散らかっていたり、ところどころに集められて積み上がっていたり。移動中には、しばしば勝手気ままに鳴らされる爆竹の煙を吸わされたり。もうお祭りムードは始まっています。

買い物が済んで、家で餃子の支度をして、夜はTVを見て過ごします。中国中央電視台(CCTV)では、例年「春節聯歓晩会」という、日本の紅白歌合戦的な位置づけの番組があるらしいので、それを見ます。

ところが・・・

番組を見ている内に、我が家の周囲の至る所で、爆竹が鳴らされ花火が乱れ飛んでいるのが分かります。音が凄まじいですし、窓の外はすっかり夜の暗さなのに、花火に照らされて周囲のビルの壁が鮮やかに浮かび上がります。
もうこれはTVどころではない。ボリュームをいつもの倍近くにしても、番組の音声が聞き取れない状況が、しばしば発生します。

夜の11時を過ぎた当たりから、ずっとどこかで花火が打ち上がっている状態が続きます。
11時半を過ぎた頃からは、それがますますエスカレートして、遠くで近くで爆音と光が入り乱れます。

そしてピークは日付が変わる12時前後。

11時台前半の花火はまだまだ可愛いものだったと分かる爆音で、花火が爆竹が鳴らされます。花火の方が比率としては多いのですが、連続した花火が周辺の至る所で打ち上げられ、凄まじい爆音です。爆撃を受けたら、こんな轟音がするんじゃないかと感じるほどです。

旧暦大晦日夜の花火〜大連市内某所にて(1)  旧暦大晦日夜の花火〜大連市内某所にて(2)

上記写真は、そのときに撮った写真です。
まだデジカメを買ったばかりの私は撮影にはなれていませんので、美しい写真ではないのが自分でも残念ですが。

これを見てお分かりかも知れませんが、この花火はそれほど大きいものではなく、かなりの至近距離で撮ったものです。どこで撮ったかというと、自宅の窓からです。

このブログの一番最初の記事で、積雪した大連の様子を写真で紹介しましたが、あのときの写真と同じ位置から撮ったものです。

旧暦大晦日夜の花火〜大連市内某所にて(3)

上の写真にある住宅を「小区」形式というのですが、いわば中庭がある団地です。中庭といっても広くはないですよ。写真を見るとお分かりでしょうが、夜の12時前後には、うちの団地の中庭で打ち上げるヤツまで出てくる始末でした。

「団地の中庭で花火するんじゃない!」

心の中で叫びながら、年を越してしまいました。

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爆竹と花火〜中国の旧正月

2008/02/14 Thu [Edit]

ご無沙汰しています。

ご存知の方も多いと思いますが、中国では春節(旧正月)休暇に突入していました。
今年の旧正月は、元旦に相当する「初一」が西暦2月7日、その前日の「除夕」いわゆる大晦日は2月6日でした。

こちら中国では、この春節休暇にあわせて、故郷へ帰る人がとても多いです。この期間のことを「過年」とも呼ぶようですが、過年には家(故郷)へ帰るというのが、中国人の習慣である常識であるようです。

春節が来る前からですが、中国では南の広範な地域で降雪積雪の害に見舞われていました。
大連に住む私はTVのニュースで見るだけでしたが、中国中央電視台(CCTV)の「新聞聯播」という全国中継のニュースでは、連日これしか話題がないのかと言うくらい、雪害関連のニュースでした。
この影響で故郷へ帰ることが出来ない人達が、南方では続出したらしいです。

さて、私が住む大連。このブログでもお伝えしましたが、毎日氷点下の気温が続くなかでも降雪の回数は多くありませんでした。外に行くと耳が痛いほど寒いのを除けば、至って平穏に旧正月を過ごせたと思います。

私にとって2回目の「過年」、今回は覚悟していたことがありました。

それは「爆竹と花火」です。

前回の「過年」の日には、仕事関係の人が遊びに来ていたので、それに付き合わされて外食&クラブでカラオケなどをしていました。ただ、時間が経つにつれクラブの女の子がソワソワしだして、外で打ち上げられる花火にばかり気を取られていました。

店じまいの時間になったのでタクシーで自宅まで戻ったのですが、普段は車しか走っていない路上に、夥しい爆竹と花火の跡(要は紙くずや花火の箱)が延々と残されていたのには絶句しました。
その後、28階にある自室にいたのですが、普通の住宅地のちょっとした空き地や路上で、延々と絶えることなく花火が打ち上げられ続けていました。

いつまでも続く爆竹と花火、終わったのは確か午前3時頃だったと思います。
その後、ようやく静かになったので眠ることが出来ましたが、午前6時にならないうちから爆竹と花火が再開され、ものすごい寝不足に陥った経験があります。

その記憶が、「過年」の日によみがえります。
昨年夏に引っ越して、大連市内の西側の巨大商圏近くに住んでいましたので、今回の「お祭り騒ぎ」の規模を心配していました。


・・・書いているうちに長くなったので、この記事、続きます。

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Author:中国定住者
大連にて知り合った中国人と結婚して、現在は子育てに奮闘しています。

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