半径5メートルの中国〜駐在日本人が暮らす大連

中国は大連で暮らす日本人が実感したことをベースに書くブログです。 自分で見聞できる範囲内で書くので、半径5メートルです。庶民的な視点からの中国が見えるかも?

軍人さんが怒鳴り込んできた!

2008/03/04 Tue [Edit]

夜になって、今日の晩ご飯はどうしようかと考えている頃、我が家のドアを激しく叩く音が聞こえます。

ちょうどその直前に、「先週、ネットで注文した本がまだ届かないね」などと話していたので、「お、タイミング良く来たぞ」なんて言っていたのですが、違いました。

ドアを開けてみると、立っていたのは中国の軍服に身を包んだ長身の男性です。
そう。彼は本物の軍人さん。

実は私、この軍人さんとは顔見知りです。
特別の関係があるわけではなく、私が住んでいる民宅の住人です。それも、私が借りている部屋の真下に住んでいる人。

その彼が、ちょっと興奮して怒っています。
曰く、「あなたの部屋から漏水していて、うちへと水が落ちてくる」

ちょっと前、やはり彼がうちまで乗り込んできて、同じ事を言っていました。
そのときには、「壊れていないか調べて欲しい」と言われたので、それなりに協力して探しました。が、うちの下水管が壊れているような気配はありません。

しかも、うちは賃貸なので、大家の許可もなく勝手に壁や床板をはがすのも気が引けます。
なので、彼には「大家に電話して相談してみる」と伝え、そのようにしました。

大家の返事は、以下のようでした。
「あなたが借りている部屋ではなくて、その向いにある家が一昨年も漏水した。もとは1つだった部屋を3つに分けて分譲したので、水道管がいい加減な処理になっていると思う」

それを階下の住人に伝え、うちの向い(隣)の部屋に一緒に交渉に行きました。
とは言っても、向いの住人、いつもは夜中の12時前後まで帰って来ません。でもって帰ってきたらTVを大音量で流したり、夫婦喧嘩(?)したりと、夜中の騒音源になる何かと問題ある住人なのです。

軍人さんが来たのが夜の8時前でしたから、大家に電話した後に行ってみても、隣の住人はまだ帰宅していません。
翌朝、軍人さんの奥さん(軍人さんは忙しいので、すでに出勤した後です)と共に、再度、隣の部屋のドアをノックしました。
ノックすること数回。女性の声で「誰?」とだけ聞いてきて、ドアを開けようとしません。軍人さんの奥さんが、「かくかくしかじかで、お宅の部屋から水漏れしていないかを確認したい」とお願いしますが、「してません」とだけの返事がドアの向こうからあり、それきり無視されています。

このときの隣の住人の態度が怪しかったので、軍人さんの奥さんは、「この後は私が、あの部屋の住人と話をします」と言ってくれたのでした。

それっきり、漏水のことは忘れていました。

が、今日になって再度、階下の軍人さんがやって来たのです。
「お宅から水漏れしている、もう一度部屋を見せてくれ」とのこと。

前の騒ぎの時も、彼らの部屋を見せてもらったのですが、うちとは部屋の構造が一部違っています。具体的には「洗手間(洗面台・トイレ・シャワーがまとまっている部屋)」の位置が違うのですが、彼によれば「あなたの部屋の手洗間は、購入後に改造されたものだ」とのこと。

聞いてみると、この軍人さんは、今住んでいる部屋は自分で購入したもので、購入直後に内装などを自分でやった(中国はこのパターンです)ので、内装がない状態の部屋の状態や、水道管の配置は理解していると言います。
その経験から言うと、私が住んでいる部屋は購入後に改造したので、水道管などの工事がいい加減だった可能性が強い、とも言われました。

ちょっと不快だったのは、とにかく「あなたの部屋から漏水している」と、ともすれば一方的にこちらに非があるような言い方を続けること。
でも、住んでいる部屋に水漏れしてくるのは困ることも理解できます。向こうは買った部屋だけに、余計に心配しているでしょうから。

ともあれ、軍人さんが「原因を調べたい」というので招じ入れ、色々と見て回ります。
以前に彼が来たときには、「お宅の下水管が破損しているかどうか調べて欲しい」と言っていたので、今回もそればかり見ていました。
が、どこにもおかしな所はありません。

このとき、軍人さんがひらめきました。
「あなたの部屋は、洗手間の位置が変更されている。でも便器の位置は変えられていない。変えられているのは洗面台だ」

そのヒラメキに従って、今度は上水管を調べます。部屋に上水管が来ている場所から「洗手間」までのルートと、彼の部屋で漏水が一番激しい部分とが、一致しています。それについては、私も現場を見ているので同意します。

実はこの間、うちの妻が「前回あなた達が漏水で困っていると聞かされてから、何度か大家さんに電話したけど、一向に見に来てくれなくて・・・」と言っておいたので、軍人さんも、私たちのことを非難しなくなりました。
で、両者で話し合った結果、大家に来てもらって改装時のことを聞かねばならないので、どうしても呼び出すことで合意して、軍人さんには一旦帰ってもらいました。

これまでは、部屋に何か問題があって電話しても、大家さんは関与してくれなかったので、私はちょっと不安でした。そこは、私の妻が電話して、言葉巧みに「階下の軍人さんの強情さには困っている」とか切り出しながら、色々持ち上げたり、時折怒鳴ったりして、近日中に大家さんがやってくる説得に成功しました。

これで大家さんがやって来て、問題が全部解決するといいんですが。
もう二度と、軍人さんに怒鳴り込まれないためにも。

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